【阿修羅の追い切り速報】菊出走のタスティエーラに先着!?東西5頭の調教注目馬。
朝晩はめっきり涼しくなった栗東・美浦の両トレセン。
今週は「菊花賞の最終追い切り」として、天皇賞秋の1週前追い切りが行われ、熱気自体は夏より熱いトレセンとなっております。
もちろんGIや重賞以外にも注目競走、注目馬が多数居りますので当プロジェクトの方針でもある「利益追求」を達成すべく、レースの格に偏ること無い情報収集及び裏取り活動を徹底しておりますので、今週末の認定競走各種にご期待を寄せていただきたいと思います。
なお、この注目馬は基本的に「阿修羅認定競走以外」のレースからの選出となっておりますが、好調教馬のみならず先々の指定に向けての【思惑】が絡んだ馬が紹介されることもございますので、推奨馬に関しては当該レースのみならずその後の動向もチェックしておくことをお薦めいたします。
それでは、注目の美浦の追い切りから。
<美浦>馬場寸評(2023.10.18)
【美浦ウッド】は良。ただ、前日からの入念な水まきの効果で、かなりの水分量。気温が上がった後半も乾くことなく、終日湿った状態。時計も速かった。騎乗した助手からは「表面だけではなく、中も水分を含んだような状態。軽い馬場になって時計も速かったね。内側の方が乾きはあったけど、ハロー車で馬場を整えるとうまく馴染んでいた。今のコンディションがベストに近いのでは」とのこと。日曜京都11R・菊花賞に出走するソールオリエンスが6F82秒7ー3F37秒6ー1F11秒5。タスティエーラが6F81秒4ー3F36秒2ー1F11秒7。
【美浦ポリトラック】は良。適度な粘り気があってコンディションは良好。速い時計がマークされている。1F11秒台前半なら優秀だ。
【美浦ダート】は良。前日の水まきの効果で湿って走りやすい状況。時計も速い。1F11秒台なら優秀だ。
【美浦芝】は良。少し硬めのコンディションだが、芝は整って走りやすい馬場。1F11秒台が基準値。
【坂路】は良。しっとりして馬場の重さはなし。坂がきつくなって、かなりタフな状況。4F53秒台ー1F12秒台なら優秀と言えるだろう。
<美浦>追い切り注目馬
■10.21 土曜東京4R 2歳新馬戦
ダイシンネイビー(牡2歳)
父:シルバーステート
母父:ダイシンオレンジ
生産:タガノファーム
馬主:大八木信行
厩舎:美浦・戸田博文
ウッド、坂路、ポリトラックを使って、メリハリを利かせての乗り込みを消化。吸収力高く追うごとにグングンと調子を上げており、ここにきて併せ馬では相手を圧倒する動きを見せている。1週前はポリトラックで併せて5F65秒1ー3F36秒8ー1F11秒7。追走して内に潜ると相手を上回る手応えで抜け出し1馬身の先着。今週もポリトラック。しまい重点の内容だったが、一杯に追われる相手を馬なりで圧倒。最後まで持ったままズバッとはじけた。推進力のある走りに、勝った気性もいかにも初戦が良さそうなタイプだ。
■10.21 土曜東京9R アイビーS
ダノンエアズロック(牡2歳)
父:モーリス
母父:Fastnet Rock
生産:ノーザンF
馬主:ダノックス
厩舎:美浦・堀宣之
ひと息入れて成長を促したことで、馬体が大きくなっての帰厩。動きも素晴らしく、10月5日には6F81秒5ー3F36秒3ー1F11秒0の好時計。馬なりだったとはいえ、タスティエーラに先着を果たした。その後もバリバリと併せ馬を消化して、今週は半マイルからとなったが、前を走る2頭をあっさりと捕らえると、最後まで勢いたっぷりの伸び脚。4F52秒4ー3F36秒6ー1F11秒2。2頭を子供扱いにして見せた。パンパンに膨らんだ馬体からも出来の良さが伝わってきており、ここ目標に隙のない仕上げ。
■10.22 日曜東京5R 2歳新馬戦
ヤマニンアドホック(牡2歳)
父:ノヴェリスト
母父:ダイワメジャー
生産:錦岡牧場
馬主:土井肇
厩舎:美浦・辻哲英
追い日は調教師自らが手綱を取ってきたが、その動きの良さに高い期待を寄せる1頭。馬場の大外を回してたっぷりと負荷をかけても、長くいい脚を使って最後までスピードが落ちない。1週前は実戦で跨がる津村が感触を確かめたが、古馬2頭にしっかりと食らいついて1F11秒7をマーク。今週は調教師が跨がって最終調整。前2頭を目標に進み、直線は内から持ったまま一直線の伸び脚。外の馬に3馬身先着、中の馬には2馬身遅れた格好だが、手応えに余裕を持たせたもので心配は無用。5F69秒3ー3F38秒7ー1F11秒9。体の張りも目立ち、初戦から楽しめそうだ。
■10.22 日曜東京12R 3歳上2勝クラス
セラフィナイト(牡5歳)
父:ルーラーシップ
母父:ディープインパクト
生産:ノーザンF
馬主:シルクレーシング
厩舎:美浦・宮田敬介
夏の新潟戦後は放牧でリフレッシュ。その甲斐あってダメージは一切なく、追い切りではハツラツとした動きを連発している。10月9日は2歳馬が相手だったとはいえ、一杯に追われる相手を馬なりのまま圧倒する切れを披露。12日にはウッドで1F11秒7。日曜にも坂路で時計をマークして迎えた今週はケイコ駆けする僚馬と併せ馬。滑らかなフォームでスピードに乗ると、直線はビシッと気合いを入れて矢のような伸び脚。6F83秒5ー3F37秒8ー1F11秒4。重心を低く構えて、最後まで集中力を保ったまま。ゴールを過ぎても勢いは続いていたように、走るエネルギーが充満しているような気配。馬体も中から膨らんだような状態で、一変可能な出来だ。
<栗東>馬場寸評(2023.10.18)
GⅠレース真っ只中で特殊ゼッケンや重賞勝ちのゼッケンを着けた馬が多数。気温は11度と低かったがで全コース良馬場。
【ウッドコース】は終い11台前半であがってくる馬もコンスタントにいたが、馬場が荒れた時間帯は少し時計を要した。
【芝コース】は丈も短く見た目は軽い馬場。シッカリと追ってきた馬もいたが、デビュー前の2歳馬が中心だったため時計はやや遅めだった。
【ポリトラック】はセーブした追い切りが中心だったにしても、以前ほどの速い時計がでず多少時計がかかった。
<栗東>追い切り注目馬
■10.22 日曜京都12R 桂川ステークス
プライムライン(セ6歳)
父:ハーツクライ
母父:サクラバクシンオー
生産:下河辺牧場
馬主:広尾レース
厩舎:栗東・田中克典
Wコースで6ハロン83.6-67.5-51.7-36.2-11.1秒。古馬3勝クラスのレッドエランドールを追っかけてゴール併入。追えばまだまだ伸びそうな余裕しゃくしゃくでゴールを駆け抜けた。先週もラストの伸びは目についたが、今週はそれを更に上回る迫力十分の動き。半年近い休養明けにはなるが9月下旬から時計を出し始め、長めをシッカリと乗り込まれてきて仕上がっている。得意の7ハロン戦でいきなり勝負になる。
以上、美浦と栗東の馬場寸評、及び5頭の調教注目馬をご紹介いたしました。
株式会社ASHURA PROJECT
調教班