【新コラム】現場直送”生”特注馬|2023.10.14(土)


【新コラム】現場直送”生”特注馬|2023.10.14(土)


今週からスタートするこの「現場直送”生”特注馬」は、阿修羅認定競走等の指定レースには選ばれなかったものの、体調面で上昇を見せている馬をご紹介させていただき、無料メンバーの皆様の馬券攻略のお役に立てていただきたいと考えその特注馬を公開させていただくコンテンツとなる。

勿論、阿修羅認定競走に選出されなかったレースの特注馬であり、大勝負をかける対象馬では無いことは前提となるが、新馬の情報等も多く取り揃えていく方針となっているので、各馬の能力をはかる上では十二分に役に立てていただけると判断し公開に踏み切った。

例えば好評価が与えられているのに不利などもなく敗戦を喫した馬は「能力的に足りない」「太目が解消しきれなかった」「輸送で失敗した」などの様に敗因を絞りやすくするし、逆に「ここは命一杯作ってきた」などのコメントで、小差勝ち程度だった場合は「昇級した時に危ない」など、使い方はさまざまではあるが、「判断指標の一つ」になると考えている。

こういった使い方だけでなく是非ともオリジナルの利用方法も含め、楽しんでいただきたい。


▼現場直送”生”特注馬|2023.10.14(土)▼

■東京3R 2歳新馬


特注馬:9フォートボヤール


9月16日に初時計。そこから併せ馬を繰り返してきたが、すべて優勢な走りを披露。1週前は同じ2歳馬を相手に手応えで圧倒すると、最後はグイッと前に出て1馬身の先着。5F67秒4ー3F37秒9ー1F11秒9。今週は古馬との併せ馬。4馬身追走でスタートしたが、前の馬を見ながら余裕の追走。直線は馬場の大外に持ち出した相手の内にスッと潜り込むと、追って食らいつく相手を尻目に持ったままいつでも抜け出せる勢い。最後まで相手に合わせたが、脚力の違いは明らかだった。5F65秒6ー3F37秒9−1F12秒3。外を回してのこの数字は優秀で、秘めたスピードは相当なもの。体も無駄なく仕上がっており、ルメール騎手の手綱さばきに期待の一頭。

■東京4R 3歳上1勝クラス


特注馬:2ブレイゼスト


昇級初戦の勝ち馬はその後、重賞2着。近2戦は3着以下を大きく離しており、相手が悪かっただけ。夏場を休養に充てて英気を養ったことで、帰厩後はハツラツとした動き。併せ馬を入念に繰り返して、先週は3頭併せで1F11秒9。手応え良く伸びきった。今週は2頭の間に入れて実戦を意識させたが、伸びやかなフォームから、最後まで真っ直ぐ伸びきった。馬体も中から膨らんだような状態で、肌ツヤも申し分なし。松山騎手に乗り替わったことでどう変わるか見もの。

■京都5R 2歳新馬


特注馬:10クランフォード


1週前にCWで7F99秒4~1F11秒6をマーク。古馬1勝クラスのセレクティオに大差先着して能力の高さを見せつけた。今週は坂路で同じ相手と併せ馬。一杯に追われる相手を持ったままで2馬身突き放した。4F52秒3~1F12秒6。あか抜けた馬体が目を引く。「相手も決して動かない馬ではないのに、子ども扱い。底が見えない」と陣営の評価も高い。エルトンバローズで毎日王冠を制した杉山厩舎×西村淳騎手で白星を狙う。

■東京5R 2歳新馬


特注馬:9ボーモンド


見栄えのする好馬体。フットワークも力強く、入厩時から目立っていた素質馬が順調にデビューを迎えた。併せ馬では余裕を持って走れており、1週前は1F11秒5を馬なりでマーク。今週は重賞出走馬・エリカヴィータと併せたが、ラストは互角の伸び脚。6F83秒9ー3F37秒7ー1F11秒7。スピード、切れともに素晴らしく、やればやるだけ動きそうなほど活気にあふれている。素直な気性で操縦性に優れ、ゲートも速い。キャリア3戦目でスプリングS3着したボーデン、キャリア2戦目でデイリー杯2歳S2着したソネットフレーズの下。陣営も調教から素質を感じている馬のようで血統からも初戦向きか。新馬の成績は決して高くはない国枝厩舎だが、この馬には期待がかかる。

■京都8R 紫菊賞


特注馬:2モアリジット


前走後も緩められることなく、さらなるパワーアップを目指してトレーニングを積んできた。それもあってか、最終追いがインパクト抜群だった。古馬オープンのタイセイドレフォンと併せ馬。圧倒的格上に対して一歩も引くことなく、3馬身のリードを築いた。タイムは6F84秒4~1F11秒4。関係者は驚きの表情だ。「前走が案外だったけど、この動きを見たら期待できる。スピードを生かす競馬をさせる」。能力全開で2勝目を目指す。

■京都11R 太秦S


特注馬:3ヴィクティファルス


1週前の坂路が抜群だった。単走で手綱は持ったまま。序盤からハイラップを刻む。終盤になっても勢いは衰えない。4F51秒5~1F12秒4と自己ベストに迫る好時計をマーク。首を使ったしなやかなフォームが好印象だった。今週は息を整える程度で調整完了。「良かった頃の活気が戻ってきた。馬体も成長している」と厩舎サイドの手応えは上々だ。「最近は輸送で激しくイレ込んで結果が出てないけど、近場の京都はいいし、面白いと思いますよ」とも語ってくれており久々の白星をつかみ取るか。

■東京12R 3歳上2勝クラス


特注馬:12ロードミッドナイト


前回は栗東で調整されての出走。帰厩後の雰囲気は良く、中2週とは思えないほどしっかりと負荷をかけて乗り込まれている。中間の1本目でいきなり坂路4F51秒7の好時計。9日はウッドコースで併せ馬。5F68秒3ー3F37秒7ー1F11秒3。2歳馬が相手だったとはいえ、脚勢の違いを見せつけるかのような鋭い伸び脚を披露。直前は坂路で軽めも予定通りのこと。レモンポップで南部杯を制し、更に調整力に対しての評価が上がっている田中博厩舎の一頭。芯の入ったフォームに気合乗りも抜群なら、前回以上の結果が期待できる。


以上7頭を、10月14日(土)の現場直送”生”特注馬として紹介する。