【阿修羅の追い切り速報】重賞以外の追い切り特注馬

【阿修羅の追い切り速報】重賞以外の追い切り特注馬

ここで取り上げる注目馬は基本的に「阿修羅認定競走以外」のレースからの選出となっておりますが、好調教馬のみならず先々の指定に向けての【思惑】が絡んだ馬が紹介されることもございますので、推奨馬に関しては当該レースのみならずその後の動向もチェックしておくことをお薦めいたします。

注目の美浦の追い切りから。


<美浦>馬場寸評(2024.12.25)

【美浦ウッド】は良。朝はマイナス4℃。前日から入念に水まきを行っているが、乾燥が激しくチップは朝からパサパサの状態。そのため走りづらく時計もかかっている。騎乗した助手は「水分がなく、深く沈むような馬場状態。風も強く、今日はかなりタフな状況だった。時計もかかっているね」とのこと。土曜中山11R・ホープフルSに出走予定のピコチャンブラックが5F67秒8ー3F37秒6ー1F11秒2。アマキヒが6F81秒2ー3F37秒3ー12秒0。
【美浦ポリトラック】は良。乾燥して硬めの馬場。追い切りへの影響はなく、先週同様速い時計が出る状態。1F11秒台前半なら優秀だ。
【美浦芝】は良。硬めのコンディション。追い切り頭数は少なかったが、走りやすく時計も出ている。1F11秒台なら優秀だ。
【美浦ダート】は良。乾燥はあったが、砂は軽くて走りやすいコンディション。1F11秒台なら優秀と言える
【美浦坂路】は良。ウッド同様にパサパサのコンディション。ただ極端に走りづらいということはなく、時計も通常値。1F12秒台前半ならOK。


<美浦>追い切り注目馬

■土曜中山9R ベストウィッシュカップ
 アイアムユウシュン(牡3歳)

父:ヘニーヒューズ
母父:アグネスタキオン
生産:まるとみ冨岡牧場
馬主:(株)ワイズマン
厩舎:美浦・奥平 雅士

夏負けで立て直しを図った後の一戦だったが、この馬本来のパフォーマンスを披露。骨っぽいメンバー構成のなか、メンバー最速の上がりを駆使して3着は褒められていい内容で、地力の高さを再確認。使った上積みは大きく、1週前追い切りでは5F66秒1ー3F37秒5ー1F11秒6の好タイムを軽々とマーク。併せた相手に1馬身の先着を果たした。今週も併せ馬。僚馬を誘導して直線で馬体を並べると、一杯に追われる相手を馬なりのまま圧倒。相手が来れば来るだけ伸びる脚勢で、最後までリードを保ったまま抜かせなかった。5F67秒8ー3F38秒7ー1F12秒0。パンパンに張った馬体からも、出来アップは確実。


<栗東>馬場寸評(2024.12.25)

前日はパラパラと雨が降る時間帯もあったが、この日は朝から晴天で全コース良馬場。
【Wコース】はラスト1ハロン11秒台前半は少なめ。後半の時間帯にはかなり時計を要した。2歳未出走のルージュラティーナが出した11秒0が最速だった。
【芝コース】は芝の長さがバラバラで走る箇所によってかなり差のある状態。セーブした追い切りが中心だったこともあり全体的に数字は地味。
【ポリトラック】はビシビシと追われた馬も多かったが、ラスト1ハロン12秒をきれない馬も多く、全体的に数字は遅めだった。


<栗東>追い切り注目馬

■土曜京都10R フォーチュンカップ
 ジュンツバメガエシ(牡4歳)

父:ジャスタウェイ
母父:エリシオ
生産:ノーザンファーム
馬主:河合 純二
厩舎:栗東・友道 康夫

芝コースで5ハロン67秒4ー51秒6ー37秒3ー12秒4。岩田望が乗りロックエンジェル(2歳未出走)を相手に先行併入。数字は目立つものではないが、ラストは弾力あふれ軽快感十分の動きだった。前走は逃げた馬の遅いペースに戸惑い、道中は2番手で力み気味。結局逃げ切られてしまったが、無理に行くことをせずに自分の競馬に徹しての2着。前走時も仕上がっていたので叩いてガラリ一変という感じではないが、大型馬の2戦目で上積みが期待でここはキッチリと結果を出す。


以上、美浦と栗東の馬場寸評、及び2頭の調教注目馬をご紹介いたしました。


株式会社ASHURA PROJECT
調教班