【阿修羅】2024秋GI突入直前『スペシャルコラム=GI戦線を振り返る=Part1:2023秋』
2024秋-GIシリーズ-
阿修羅PROJECTとしても【勝負の秋】がやってまいります。
競馬ファンの皆様は利益追求のみならず「GI競走を的中させたい」という想いは強く、さらに言えば、
「情報会社の実力はGI競走の的中実績に集約される」
といえるほどに、その結果は「会社の価値の象徴」にもなる訳です。
勿論競馬に絶対はございません。
2023秋:11戦10勝
2024春:15戦11勝(海外GI含む)
これだけの成績を叩き出してはいますが、敗戦も出してしまっているのも現実。
阿修羅プロジェクトの会員様に対し、一人残らず悔しい思いの無いGIシリーズをお届けしたい。
無謀な挑戦といわれるかもしれませんが、
「それでも高みを目指す」
事を私共は諦めません。
夢のシリーズパーフェクトを目指し、2024年秋のGIシリーズに挑むことを宣言いたします。
本コラムでは改めて、昨年の秋GIシリーズと今年の春GIシリーズで「闘将・加賀武見」、「極道記者・塩崎利雄」、「坂井千明の後継者・菅原貴史」という3名の「阿修羅」がどんな戦いを繰り広げてきたのか、当時の「提供主幹からの一言」と併せて、結果をご紹介させていただきます。
2024年の秋GI突入直前という大事なタイミングで、彼らの軌跡をどうぞ辿ってください。
▼2023秋GI成績 11戦10勝
■情報種別:シンジケート協定競走
提供主幹:匿名非公開
10月1日(日)
■中山11R スプリンターズS
1着☆6ママコチャ(3人気)
2着◎10マッドクール(6人気)
馬連3260円的中(5点:30%指定)
=提供元からの一言=
本命マッドクール、対抗アグリ、▲ジャスパークローネは父外国馬。
とりわけマッドクールに関しては「アイルランド産」の輸入馬であり、今後の欧州との関係強化における大使的な扱いの馬でもある。
多くの競馬ファンが「なぜ急に今週になって時計がかかるようになったのか」との答えがここにある。
結果として勝利こそママコチャに譲る形とはなったが、CBC賞での熱中症後の難しい調整の中現場サイドはしっかりと調整をしてくれた事に感謝したい。
しかしながら、今回のマッドクールの本命指名。
出来る限り表に漏れないようにしていた中、最終追い切りの意図を見抜いてきた坂井千明氏はやはりお見事というしかない。
敢えて掛ったような時計を出し、失敗調教というイメージを拡散したが、坂井氏のマッドクール評では、
「坂路で単走。やや力みが見られ、右に寄っていって掛かっちゃって鞍上が持っていかれてはいたけど、全体的に力強いし脚も伸びていた。実戦でスムーズに折り合えれば。そういう意味ではGIの速い流れってのはいいかもしれない」
と『GIの流れに向けた追い切りであった事』を完全に見抜かれていた。
我々の思惑までは理解していなかったとは思うが、やはり阿修羅と呼ばれるだけのことはあり、鬼の一人であることがよくわかった。
■情報種別:シンジケート協定競走
提供主幹:匿名非公開
10月15日(日)
■京都11R 秋華賞(GI)
1着◎6リバティアイランド
2着〇7マスクトディーヴァ
3着△2ハーパー
3連単3240円的中(4点)
=提供元からの一言=
馬券的な視点で言えば、
1着◎リバティアイランド
2着〇マスクトディーヴァ
3着他の馬
1着◎リバティアイランド
2着他の馬
2着〇マスクトディーヴァ
という3連単を組めば馬券は的中できるというモノ。
そして相手も非常に簡潔。
オークス最上位のハーパー、そして、古馬重賞で1着を取ったドゥーラ。
明らかにこの2頭が他馬に比べれば能力が上な事は、DATA派以外の方は分かり切ったことだと思いますので非常に簡単な馬券であったと考えます。
なぜ敢えてDATA派という話しをさせていただいているかと言えば、近年の「紫苑S組の好走」を鵜呑みに、モリアーナ、ヒップホップソウルを上位扱いする話が巷に蔓延っておりましたが、所詮は「1勝クラスすら勝ち上がれずにいたシランケドが3着のレース」であり、そういった本質的な面を見ずに「数字だけ追うことの怖さや無意味さ」をしっかりと認識していただけたからに他なりません。
この様な能力差が明確なレースで「配当期待値を目論む」ということは無謀であり、そもそも狙い方の出発点が全く方向として違うということ。
その意味ではあまり派手な追い切りをしなかったハーパーとマスクトディーヴァについて。とりわけハーパーに関してはわざわざ福永騎手に「春とあまり変わってない」というような煙幕コメントを内々で発してもらっていたので、「今回こそは坂井千明の眼をもってしても出し抜けるのではないか?」と思っていたのですが、まんまと以下のような寸評を下され、万全であることを見抜かれてしまいました。
「CWコースで単走。手前を替えるのが少し遅れたが、替えてからの伸びは出色。体が安定して体幹の強さを感じさせるし、気分良さそうに走る様子も良かったし素軽い走りで反応もいい。追い切りに跨った福永は春からあまり変わっていないとは言っているみたいだけど、いい意味で順調でしょう。そりよりもこの枠をどうさばくかの方が課題だし、ルメール君がどうのるのかは楽しみ」
情報を知る立場にある者の方がむしろ狙い難かったとも言える状況で、この様な眼力を発揮できることに脱帽ですし、マスクトディーヴァに関しても「脚の伸ばし具合なんかは良かったし、道中の雰囲気も良かった。前走でレコード勝ちした反動はそこまでないんじゃないかな」と順調に調整が出来ている事を見抜かれておりましたので、流石だなと。
■情報種別:阿修羅認定競走
提供主幹:加賀武見
10月22日(日)
■京都11R 菊花賞(GI)
1着注17ドゥレッツァ(4人気)
2着〇7タスティエーラ(2人気)
3着◎14ソールオリエンス(1人気)
3連複1570円的中(7点)
=提供主幹からの一言=
この世代では明らかにソールオリエンスとタスティエーラが抜けた2強であることは分かり切っていましたので、その2頭からの3単で行くべきだという声も多かったのですが、元騎手としての感覚が【菊はそこまで甘くない】ということを訴えかけて来たんですね。坂井君からも『ドゥレッツァの頭の可能性や、トップナイフの頭の可能性、つまりは状態が良く、しかも両極端な枠から発走する、ルメール騎手、横山典騎手の二人が何をするか分からないという点で単系の馬券は避けた方が良い』という助言もあり、◎〇を2頭軸にした3連複での提供を決断したのですが、想像以上の騎乗を見せられ本当に驚きましたね。
■情報種別:阿修羅認定競走
提供主幹:加賀武見
11月12日(日)
■京都11R エリザベス女王杯
1着◎1ブレイディヴェーグ(1人気)
2着〇2ルージュエヴァイユ(5人気)
3着△3ハーパー(3人気)
3連単9780円的中(14点)
=提供主幹からの一言=
流石に昼過ぎまで最終確認がかかるとは思いませんでしたが、獣医さんを筆頭に各スタッフ本当にいい仕事をしてくれました。
結果だけを見れば「こんなの簡単なレースじゃないか」と言われる方もいるかもしれませんが、もしかすると設立以来で一番的中に向けて苦労したレースかも知れません。的中にかける労力と配当は時に全く合致しない訳ですが、私共の感覚からすれば「100万馬券を獲ったくらい」の労力をつぎ込んだ感覚ですね。
これで、GI戦線での連勝も伸ばすことが出来ましたし、メンバー様のお喜びの声が聞ければ全ては報われたと思えますし、私共の苦労は当たり前と考え、来週以降も一つ一つ丁寧な仕事をしてまいりたいと思います。
■情報種別:シンジケート協定競走
提供主幹:匿名非公開
11月19日(日)
■京都11R マイルCS
1着◎16ナミュール(5人気)
2着〇1ソウルラッシュ(3人気)
3着注5ジャスティンカフェ(7人気)
3連複3万930円的中(12点)
=加賀武見から一言=
今回のシンジケート協定はかなり大きな協定だったようだね。終わってみれば「結局はノーザンF生産馬の勝利じゃないか」と思われたかもしれないが、R.ムーア騎手の乗り替わりが決まった時には、正直提供を中止にするしかないという話も出ていましたからね。ただ、しっかりと協定が敷かれているレースだからこそ、ムーア騎手じゃなくても脚を溜められる騎手であれば問題なくミッションの遂行を行えると進言させては貰ったんだけど、そこで藤岡康太君が空いていたのは本当に幸運だったといわざるを得ないね。また、ナミュールのエスコート役を務めたルメール君が居た事も「大丈夫」と思わせてくれた一つかな。
シュネルマイスターに乗りながらナミュールの動き出しを完全にフォローしてくれたし、ナミュールが外に膨らまないようにしっかり壁役になってくれていたからね。
シンジケート側の御子柴さんは「加賀総帥のおかげです」と言ってくれたけど、正直僕としては完全にルメール君のおかげだと思っているよ。
その意味では「シュネルマイスター×ルメール」を黒子役に徹しさせた協定の内容がそもそも凄いんだけどね。
本当だったら「ムーア・モレイラ」のワンツー決着が既定路線だったことは、今後も忘れない方がいいと思いますね。
ここに【協定】の思いが詰まっていますからね。
■情報種別:阿修羅認定競走
提供主幹:加賀武見
11月26日(日)
■東京12R ジャパンC
1着◎2イクイノックス(1人気)
2着〇1リバティアイランド(2人気)
3着▲17スターズオンアース(5人気)
3連単1130円的中(4点)
=提供主幹からの一言=
イクイノックスの素晴らしい強さをただただ見るだけのレースだったかもしれませんね。
天皇賞秋から中3週というタイトな期間をしっかりケアした木村厩舎とノーザンF天栄の素晴らしい仕事ぶりだったのではないでしょうか。
3着候補に挙げた「▲スターズオンアース」「☆ドウデュース」「△タイトルホルダー」「10ダノンベルーガ」の4頭も自らの力を出し切った良いレースだったと思います。利益という面では小さなレースですが、感動という意味では大きなものをいただいたレースだったと思います。
■情報種別:阿修羅認定競走
提供主幹:加賀武見
12月3日(日)
■中京11R チャンピオンズC
1着◎15レモンポップ(1人気)
2着注7ウィルソンテソーロ(12人気)
馬単3万2020円的中(7点)
=提供主幹から一言=
ここはもうレモンポップしか考えてなかったですよ。
距離云々は言われていましたが、折り合いの付く馬ですし、坂井君とも「この大外枠は良いね」という話もしておりましたしね。他の馬とはテンのスピードが違いますから変に擦られたりするよりは瑠星くんも乗りやすかったと思いますしね。とはいえ、今回は千明君の助言は大きかったですよ。ミックファイアを間近で見ているというのもありますし、ダート馬の動向はやはり細かく見てますよね。私が貢献できたのは3連系ではなく、2連系馬単で行くと決めた点ですね。
もしも3連系で行っていたらドゥラエレーデは抜けていたと思いますので、そこはファインプレーだったかなと思ってますよ。
<総括より>
「今回はなによりも千明くんの相馬眼に感謝ですね。私も騎手でしたから、彼の感覚と合う所がありますし、レモンポップが大外を取ったことが「むしろ良い」という感覚は分かるんですよ。だからこそ馬単の1着固定はゆるぎなく指定できたんですが、それでもウィルソンテソーロは彼の助言が無ければ拾えなかったかもしれませんから、本当に助かりましたよね」
と、主幹を務めた自分よりも「調教診断の鬼:坂井千明」をべた褒め。
しかし当の坂井は、
「あれだけ動いてたら誰でも分かるんじゃないのか?」
と謙虚なのか、照れ隠しでトボけているのか我関せずといった感じも、加賀総帥と固い握手を交わしておりましたので相当嬉しかったはず。
■情報種別:阿修羅認定競走
提供主幹:坂井千明
12月10日(日)
■阪神11R 阪神JF
1着〇7アスコリピチェーノ(3人気)
2着注6ステレンボッシュ(5人気)
3着◎10コラソンビート(2人気)
3連複3680円的中(13点)
=提供主幹から一言=
北村がベテランらしくうまく乗ったよね。そつのない馬だし、結果に関して想定内というか、今回も追い切り診断通りの評価だったわけで、それほど難しくはなかったよね。その点で言えば、「どっちに転ぶか」といっていたステレンボッシュは「良い方」に転んだよね。俺としても判断に難しかったから【注印】でごまかすような評価だったけど、まぁ、◎〇2頭が想定通り走ってくれて、それでも3複3680円なら十分かな。惜しむらくは「3連単で行けたのでは?」ということかもしれないけど、2歳牝馬戦だからね。そこはチャレンジよりも確実性を重要視したということで、間違った判断ではないと思っているよ。
■情報種別:阿修羅認定競走
提供主幹:坂井千明
12月17日(日)
■阪神11R 朝日杯FS
1着◎7ジャンタルマンタル(1人気)
2着〇1エコロヴァルツ(4人気)
3着△5タガノエルピーダ(5人気)
3連複3540円的中(15点)
=提供主幹から一言=
当時既に体調がかなり悪化していた坂井。
的中は残せたものの、コメントを出来る状態になく、回顧できる状態ではなかったため朝日杯についての一言は発表無し。
■情報種別:阿修羅ゴールデンアロー
提供主幹:加賀武見、塩崎利雄、坂井千明
12月24日(日)
■中山11R 有馬記念
1着▲5ドウデュース(2人気)
2着◎16スターズオンアース(7人気)
3着〇4タイトルホルダー(6人気)
3連単不的中
=提供主幹から一言=
正に痛恨とはこのことでございましょう。
3着内を「◎〇▲」の3頭で独占しているにもかかわらず、的中馬券をお届けできなかった事。
当プロジェクトとして初めてGI競走での不的中を味わわせてしまったこと。
しかもそれが年末の大一番である有馬記念で発生させてしまったこと、当プロジェクトの総帥として心よりお詫び申し上げます。年内に必ずリベンジを果たしたいと考えておりますので、変わらぬご期待をお寄せください。
<総括より>
ルメール騎手の腕を以てしても「半馬身差及ばない」のが有馬記念の大外枠というモノなのか。
それとも私共が「武豊騎手のレジェンドたる所以」を軽視してしまったとでもいうのか。
買い目選定のミス。
確かにそうかもしれませんが、正直私共には「3連単での提供」しかイメージが出来なかったレースであり、それは、スターズオンアースが「大外枠を引いてくれたからこその攻めた姿勢であった」と考えておりますので、それをミスとは考えたくないのです。
それは、チャンピオンズCのレモンポップに続き「不利と言われる条件下での大外枠の馬」への【渾身の◎】でございましたので、外れてしまえば「非難を受けるのは当たり前の話」ではあるのですが、それでも「まさか・・・」と思わずにはいられず、今尚、頭の後ろがキリキリしております。
加賀総帥が「こういう時の豊を見くびった私の責任だ」とおっしゃっておりましたが、調教診断を担当した坂井千明氏にしても「好走は出来ると思ってたけど、ここで頭まで取ってくるとは、何か人智を超えた力でも働いたとしか思えないよな」と天を仰いでおりました。
ジャパンCでついた「スターズオンアースとドウデュースの差」は、さらに調子を上げていたスターズオンアースが居る以上、しかも、明らかに「先行させる意志」があったルメール騎手の思い切りのいい騎乗の前では「尚更、後続勢は封じられてしまう。あっても2着までだろう」と考えていたわけですが、そういった考えを嘲笑うかのような騎乗を武豊騎手にまざまざと見せつけられてしまったということ。
有馬記念に期待しご参加くださった皆様には、心よりお詫び申し上げます。
* * *
阿修羅発足後に初めて迎えた2023年秋のGIシリーズは破竹の勢いで駆け抜けることができましたが、最後の最後に大きな落とし穴が。
60年以上の競馬業界歴を誇る加賀が、ビッグレースの主幹を務めることが多かったわけですが、的中の裏には阿修羅3名同士の密接な連携があり、昨年のチャンピオンズCでは事前公開の『追い切り全頭診断』にて今は亡き坂井がウィルソンテソーロ(※レースでは12番人気2着)に高評価を与えるというファインプレイがございました。
一方で特別イベント提供となったホープフルSを除く11のGIの中で唯一不的中を喫してしまったのが有馬記念。3着内を「▲◎○」の3頭で独占しながら的中馬券を届けられなかった悔しさが、翌年の春GIで一定の成果を残すことに繋がったと考えております。