【阿修羅の追い切り速報】重賞以外の追い切り特注馬

【阿修羅の追い切り速報】重賞以外の追い切り特注馬

ここで取り上げる注目馬は基本的に「阿修羅認定競走以外」のレースからの選出となっておりますが、好調教馬のみならず先々の指定に向けての【思惑】が絡んだ馬が紹介されることもございますので、推奨馬に関しては当該レースのみならずその後の動向もチェックしておくことをお薦めいたします。

注目の美浦の追い切りから。


<美浦>馬場寸評(2024.9.4)

【美浦ウッド】は良。コースの改修工事は無事終了。中山開催に合わせて今週から右回りとなった。前日からの水まきの効果で、チップは適度に水分を含んだ状態。追い切りは朝に集中したが馬場状態に大きな変化はなく、終日速い時計がマークされた。騎乗した助手は「朝は涼しいくらいの気候。馬場の乾きもなく走りやすかった。改修工事後だが、チップは馴染んでおり、特に気になるようなところはない。速い時計も出たし、追い切りに使いやすいね」とのこと。土曜中山メーン・紫苑ステークスに出走するミアネーロが5F68秒3ー3F37秒4ー1F11秒2。日曜中山メーン・京成杯オータムHに出走するアスコリピチェーノが6F82秒3ー3F36秒4ー1F11秒0。
【美浦ポリトラック】は良。先週と変化なし。引き続き速い時計が出るコンディション。1F11秒台前半なら優秀だ。
【美浦ダート】は良。適度に締まって軽い砂質。追い切り頭数は少なかったが、走りやすい馬場。
【美浦芝】は良。青々として丈もそろっている。速い時計が出る馬場で、1F11秒台なら優秀だ。
【美浦坂路】は良。適度に水分を含んで締まった状態。時計も速く、1F12秒台前半なら優秀と言える。


<美浦>追い切り注目馬

■日曜中山10R セプテンバーステークス
 ウインモナーク(牡5歳)

父:ビッグアーサー
母父:アドマイヤジャパン
生産:コスモヴューファーム
馬主:(株)ウイン
厩舎:美浦・奥平 雅士

全3勝が福島の小回り巧者。中山でも功績を残しており、開幕週の馬場でスピードを生かしたいところ。前走後も松岡が付きっ切りで調整を続けており、1週前は馬場の外を回してたっぷりと負荷をかけたが、ラストはうなるような勢いで伸びて1F11秒8。日曜に時計1本を出して迎えた今週は松岡騎乗で単走。5Fからペースを上げると、道中はスピード感にあふれたフットワークを披露。直線に入ると回転ピッチが上がり、持ったまま矢のような伸び脚。5F65秒8ー3F36秒7ー1F11秒5。手応え、脚勢は余力を残しており、やる気になればいくらでも動いてしまいそうなほど活気十分。体もシャキッと見せており、前走からの良化は著しい。


<栗東>馬場寸評(2024.9.4)

まだまだ暑さが残るなか、朝から晴天で全コース良馬場だった。
【Wコース】は、ラスト1ハロン10秒台こそいなかったが、11秒台前半で駆け抜ける馬が多め。適度の湿り気もあって走りやすく、標準よりもいく分速めの数字がでた。
【芝コース】は内と外が芝丈は長く、真ん中が短く刈り込まれた変則的な状態。ほとんどが手控えた内容で数字は遅めだった、一杯に追えば速い時計は出そうなコンディション。
【ポリトラック】は全体時計はそれ程速くなかったが、ラスト11秒台が多数でまずまず走りやすそうな状態。


<栗東>追い切り注目馬

■中京土曜9R 浜名湖特別
 ヤマニンループ(牡5歳)

父:ディープインパクト
母父:チチカステナンゴ
生産:錦岡牧場
馬主:土井 肇
厩舎:栗東・松永 幹夫

Wコースで6ハロン82秒9ー67秒2ー52秒3ー37秒5ー11秒5。単走だったが、抑えたままでゴール前ではシャープな伸びを見せた。しっかりと体を使い推進力あふれる動きで文句のない仕上がり。前走の木曽川特別では二の脚を利かせ、勝ったミタマを前に3番手を追走。直線でワンテンポ追い出しを遅らせしっかりの伸びてきたが、内をロスなく回ってきたミタマを捕まえられずの2着だった。それでも前半やや力んでいたことや、後続には大きな差を付けていることから十分に評価のできる内容。ここは順当に勝利をつかむ。


以上、美浦と栗東の馬場寸評、及び2頭の調教注目馬をご紹介いたしました。


株式会社ASHURA PROJECT
調教班