【阿修羅の追い切り速報】重賞以外の追い切り特注馬

【阿修羅の追い切り速報】重賞以外の追い切り特注馬

ここで取り上げる注目馬は基本的に「阿修羅認定競走以外」のレースからの選出となっておりますが、好調教馬のみならず先々の指定に向けての【思惑】が絡んだ馬が紹介されることもございますので、推奨馬に関しては当該レースのみならずその後の動向もチェックしておくことをお薦めいたします。

注目の美浦の追い切りから。

<美浦>馬場寸評(2024.3.27)

【美浦ウッド】は重。前日の雨の影響でコース全体がたっぷりと水分を含んだ状態。ただ、重さはなく、締まって軽いコンディション。良馬場の先週と変わらず時計も出ている。騎乗した助手は「馬場入りするダートがぐちゃぐちゃだったように、かなり雨が残っている状況。ウッドも走ると水しぶきがあがるようなところはあったが、重いところはなく走りやすかった。内の方が乾きは早かったが、どこを通っても走りやすい馬場。時計も出ていた」とのこと。日曜阪神11R・大阪杯に出走するソールオリエンスが6F81秒1ー3F37秒3ー1F11秒2。ローシャムパークが6F80秒6ー3F36秒2ー1F11秒2。
【美浦ポリトラック】は良。雨の影響で粘り気のある馬場。ただ、追い切りに影響はなく、引き続き時計も速い。1F11秒台前半なら優秀だ。
【美浦芝】は重。馬場が緩く、走りづらいコンディション。時計は掛かっている。1F12秒台前半が基準。
【美浦ダート】は不良。水が浮くコンディション。そのため追い切りをやる馬はいなかった。
【美浦坂路】は重。水分を含んで重い馬場。先週よりも時計はかかっている。


<美浦>追い切り注目馬

土曜中山8R 4歳上2勝クラス
 ホウオウプレミア(牡5歳)

父:ロードカナロア
母父:クロフネ
生産:ノーザンファーム
馬主:小笹 芳央
厩舎:美浦・奥村 武

前走が9ケ月半の休み明け。成長分はあったとはいえ、プラス18キロは緩さを残す仕上がりだった。ラスト伸びきれなかったのも、その影響があっただろう。ひと叩きされた今回は順当に良化。立ち上げの1本目を美浦ウッドで1F11秒8をマークすると、そこから坂路とウッドを併用して乗り込まれ、1週前はウッドで併せて1F11秒7。攻め駆けする相手に半馬身先着でフィニッシュ。今週も併せ馬。大きく前を走る僚馬を目標に進み直線は内に潜ったが、引っ張り切れないほどの手応えで鋭伸。一杯に追われる相手を最後は待つ余裕を見せて6F66秒9ー3F37秒2-1F11秒8。推進力のあるフォームに、体も引き締まった状態。前走からの上積みは絶大。


土曜中山9R 山吹賞
 ディマイザキッド(牡3歳)

父:ディーマジェスティ
母父:ファスリエフ
生産:服部 牧場
馬主:嶋田 賢
厩舎:美浦・清水 英克

前走の共同通信杯は素質馬がそろったハイレベルな一戦。出遅れながらもメンバー最速の上がりで4着まで追い込む見せ場十分の内容。その経験をしっかりと実にできており、中間の併せ馬では今まで以上に鋭い走りを披露。1週前は2頭併せ。6F81秒9ー3F36秒6ー1F11秒3の時計で2馬身の先着。今週は3頭併せ。2頭の間に入れて実戦を意識させたが、ゴーサインにしっかりと反応した矢のような伸び脚。1F11秒3で内に同入、外には2馬身の先着を果たした。前向きに走れており、フットワークも無駄がなく数字以上に切れている。前走からさらに調子を上げた。


日曜中山8R 4歳上1勝クラス 
 レッドロスタム(牡4歳)

父:ロードカナロア
母父:Mr. Greeley
生産:ノーザンファーム
馬主:(株)東京ホースレーシング
厩舎:美浦・国枝 栄

中山に変わった前走が好内容の2着。好位で立ち回り、直線も坂を越えてからもうひと伸び。断然人気に支持された勝ち馬には離されたが、自身も1勝クラスを勝ち上がるメドを立てた。中間はさらにパワーアップされた動きを見せており、3月20日には美浦ウッドで5F65秒8ー3F36秒3ー1F11秒0の好時計。今週も前を走る2頭の内に潜ると、自らハミを取ってグングンと加速。最後まで手綱を動かすことなく真っ直ぐ伸びきった。5F69秒1ー3F38秒1ー1F11秒6。ゴール前は相手2頭を上回る脚勢。体も無駄なく、体調面に隙はない。


日曜中山9R 安房特別
 メジャークロニクル(牡5歳)

父:ダイワメジャー
母父:オペラハウス
生産:ノーザンファーム
馬主:(有)サンデーレーシング
厩舎:美浦・栗田 徹

前走後は疲れを抜くために放牧でリフレッシュ。その甲斐あって帰厩後は柔らかみのある馬体、迫力満点のフットワークを見せている。1週前の併せ馬では5F67秒8ー3F36秒9ー1F11秒1。馬場の大外を回りながらも、馬なりのまま好時計。今週は3頭併せ。大きく前を走る2頭との差を徐々に詰めて直線は内に潜ったが、追われる外2頭を持ったまま圧倒。最後まで手応えの違いを見せつけて5F66秒4ー3F37秒3ー1F11秒5。大型ながら無駄のない馬体のつくりで、動きにもメリハリがある。休ませた効果は大きい。


<栗東>馬場寸評(2024.3.27)

日曜で一旦は雨があがったが、翌日から再び降りだす。この日も調教開始時には小雨模様でWコース、ダートは不良。芝は重、ポリトラックは(常に)良馬場だった。
【Wコース】は大量に水分を含んだ馬場で、ラスト1ハロン11秒台前半をだす馬は極端に少なかった。10秒台はなし、来週の桜花賞を使うため栗東に滞在している2歳女王のアスコリピチェーノは長めから行き、終い11秒2とさすがの脚力を見せた。
【芝コース】は芝丈が短く刈り揃えられて良なら速い時計がでそうだが、緩い馬場で時計を要した。
【ポリトラック】は一杯に追われた馬も多かったが雨影響か全体的に数字は遅めだった。


<栗東>追い切り注目馬

阪神土曜9R アザレア賞
 モンブランミノル(牡3歳)

父:キズナ
母父:Congrats
生産:高松牧場
馬主:増田 和啓
厩舎:栗東・小栗 実

調教師が乗りポリトラックで6ハロン80.8-65.2-50.9-37.4-11.9秒。年長馬を相手に先行しゴール併入。抑えたままで手応えでは相手を圧倒した。数字は特に目立たないが、ノビノビとリッラクスした走りで好調子をキープしている。決め手勝負になると分が悪い面はあるが、中間の雨も降っていて荒れて力を要する馬場になりそうなだけに、ダートでも走っているこの馬の力強さが生きてくる。


阪神日曜9R バイオレットステークス
 ロードフォアエース(牡3歳)

父:ロードカナロア
母父:War Front
生産:ケイアイファーム
馬主:(株)ロードホースクラブ
厩舎:栗東・友道 康夫

Wコースで7ハロン98.9-81.9-66.4-52.3-37.5-11.4秒。単走で長めから意欲的に追われ、負荷のかかった攻めを消化。最後はやや苦しくなりながらもしっかりと脚を伸ばし、時計のかかった今日の馬場で終いこれだけ動けば文句ないだろう。ここ2走がともに532キロで腹回りに余裕が感じられたが、幾分体も絞れてきそうだ。前走は初めての7ハロン戦だったが、ハナを奪ってそのまま押し切る強い勝ちでこの距離への適性を感じさせる内容。オープンのここも楽に突破できる。


以上、美浦と栗東の馬場寸評、及び6頭の調教注目馬をご紹介いたしました。

株式会社ASHURA PROJECT
調教班