現場直送”生”特注馬|2023.12.28(木)
12月28日(木)の「現場直送”生”特注馬」を公開する。
▼現場直送”生”特注馬|2023.12.28(木)▼
■中山3R 2歳未勝利
特注馬:10シアブリス
前走はスタートでチャカついた上に、終始外に張ったままの走り。鞍上が矯正しつつの追走となったが、それでも直線は伸びて2着を確保。気性が大人になり、真っ直ぐ走れるようになればすぐにでも勝ち上がれるレベルだ。成長を促すために放牧で立て直したが、帰厩後の馬体、動きを見る限り、見違えるほどの成長を遂げている。1週前は6F80秒8ー3F37秒0ー1F11秒6。ケイコ駆けする僚馬と併せたが、互角の切れ味を披露。当週は坂路で感触を確かめたが、滑らかなフォームから、最後まで集中力を保ったまま真っ直ぐ伸びきった。体も中から膨らんだような張りがあり、待望の初勝利は目前だ。
■中山4R 2歳未勝利
特注馬:10ザソード
大型馬で瞬発力よりもパワータイプ。それだけに内が荒れてきた今の中山は願ってもない条件だ。ケイコ駆けするとはいえ、中間はホープフルSに出走するアドミラルシップの調教パートナーを務めて、1週前は1F11秒2の切れ味を披露。今週は直線で相手が並んでくると逆に引き離す粘り強さを発揮。相手が来れば来るだけ伸びる脚勢で、フットワークも弾んでいた。無駄な脂肪が取れ、前走時よりもメリハリのある馬体に変身。気持ちも乗っており、変わる可能性は十分だ。
■中山5R 2歳新馬
特注馬:7ニュージーズ
半姉に牝馬クラシック2冠のミッキークイーンがいる血統で、同馬もあか抜けた馬体、力強いフットワークから相当なポテンシャルを秘めているのは間違いなし。13日には7Fから追って1F11秒6でまとめる好内容。1週前は古馬2頭に挟まれたが、追われる両サイドを尻目にスパッと切れて1F11秒5。今週は古馬との2頭併せ。追いかけて内に潜ると一気に加速。促す程度の手応えで、鋭く伸びて1F11秒5。重心を沈めたブレのないフォームからは、体幹の強さがうかがえる。馬体も引き締まって、初戦から能力全開といく。
■阪神5R 2歳新馬
特注馬:13サクリファイス
21日の本追い切りが目を引いた。坂路で古馬1勝クラスのベルタソと併せ馬。追い比べでは格上の古馬を相手に一歩も引かず。回転の速い脚さばきで2馬身先着を果たした。4F51秒6~1F12秒5の好タイム。見守った関係者も納得の表情で語った。「坂路でここまで動いたのは初めて。乗り込むにつれて動きが鋭くなってきた」。初陣を白星で飾る。
■阪神9R 春待月賞
特注馬:4トリプルループ
20日の坂路が目を引いた。古馬3勝クラスのフランスゴデイナと併せ馬。2馬身後ろからスタートする。残り1Fから馬体を併せると、豪快にチップを蹴り上げて2馬身先着を果たした。4F51秒7~1F12秒1とタイムも実に優秀。「自然と馬体に実が入ってきて、強い負荷をかけても消耗しなくなった」と厩舎サイドはパワーアップを実感。狙う価値は十分にある。
■中山10R ベストウィッシュカップ
特注馬:11カンザシ
長期休養明けの前走は、スタートで後手を踏んだこともあって流れに乗れず。最後はジワジワと詰めてはいたが、いかにも久々だったというようなレースぶりだった。ひと叩きされた今回は順調な良化。美浦ウッドの追い切りでは1F11秒台を立て続けにマークしており、1週前は坂路で1F11秒9の出色の時計。今週は美浦ウッドでの併せ馬。追走して内に潜り込むとスムーズに加速。ゴール前で軽く仕掛けたが、反応良く伸びきった。6F83秒8ー3F38秒5ー1F11秒8。体のラインをはっきりと見せて、トモの張りも目立つようになった。体調アップは間違いなし。
以上6頭を、12月28日(木)の現場直送”生”特注馬として紹介する。