現場の裏話コラム|vol.4|栗東発:既に蠢いているJCへの思惑

現場の裏話コラム|vol.4|栗東発:既に蠢いているJCへの思惑

先週の天皇賞・秋では衝撃的なレコードが生まれた。
イクイノックスが1分55秒2で駆け抜け、従来のレコードを大幅に更新。前半57秒7というハイペースを難なく好位で追走し、直線はバテるどころか馬なりのまま加速。信じられない性能を見せつけて、ライバル勢を寄せ付けなかった。

一方、そのイクイノックスをダービーで破っているドウデュースは、武豊騎手のまさかのアクシデントもあり、7着に惨敗。とはいえ、ジョッキー乗り替わりがなくても勝つのは難しかっただろうと思えるほど、イクイノックスのパフォーマンスは突出していた。

栗東の重鎮関係者が振り返る。

「ドウデュースの友道調教師は力負けを否定しています。やはりテン乗りの影響で序盤掛かってしまっただけに、本来の力は出し切れなかった、と。ただ周囲の関係者は『勝負付けが済んだと思われてもおかしくない。負け惜しみにしか聞こえない』と話しています。私個人の見解としても、能力差がはっきりしているように思えますね。次回はジャパンカップでの再戦となります。ドウデュースがダービーで勝った舞台だけに『逆転も』という声は多少ありますが、むしろ厳しいでしょう。パドックで馬体を見る限り、シルエット的にはどんどんマイラー寄りになっています。千明さんは流石にその辺を追い切りでも見抜いていたように、阿修羅の皆さんの眼力は流石ですね。そもそもダービーはユタカマジックがはまった印象。距離が延びたら、さらに差は広がるんじゃないでしょうか。提灯記事を書いていたマスコミ記者は今肩身が狭いでしょうね」

そうなるとジャパンカップはイクイノックスの1強? 前出の重鎮関係者は首を横に振る。

「牝馬3冠のリバティアイランドがいます。一騎打ちになるでしょう。川田騎手は親しい関係者に『イクイノックスはあのハイペースでも止まるとは思っていなかった。それくらいの能力がある。でも僕の中でリバティアイランドなら勝てるチャンスがあると思っている』と話しているようです。3歳牝馬のため、斤量が4キロ軽いのはアドバンテージでしょう。それに、最近のリバティアイランドは自在性が身についている。イクイノックスを徹底的にマークするのか、それともイクイより前で競馬をするのか。川田騎手の中では、イメージができあがっているみたいですよ」

世紀の一戦と呼ぶにふさわしい戦いとなりそうだが、オッズ的にはイクイノックスに集中しそうなムードがある。果たしてリバティアイランドは世界最強馬を倒すことができるのか。本当にドウデュースの復活はないのかも含めて、ジャパンカップが今年一番の注目レースとなることは間違いなさそうだ。

その上で、最後に言及すれば「このレースにも【あのシンジケート絡みの話】がもちろん絡んでくる」ということを申し上げておきたい。

世紀の一戦の裏で「どのような思惑」が蠢いているのか。
引き続き、当プロジェクトからの報告に加え、間もなく発表される「契約の詳細」にも注目しておいていただきたい。

栗東トレセン情報部:田所